文章題が苦手な子を救う 「フリーズ解除術」
皆さん、こんにちは!
半田市中町にある「次世代型 個別学習塾 ジェネラスアカデミー」です。
塾を探されている方、Instagramから来ていただいた方、検索して見つけていただいた方、その他の皆様もご覧いただきありがとうございます!
前回は文章題が苦手な子に見え隠れする「脳内フリーズ」問題に焦点を当ててみました。
今回は皆様にも体験していただいたフリーズを「解除」する方法についてお伝えしていきます。
(前回はコチラから)
「え、方程式使わないの…?」
保護者の方も固まった“あの文章題”を攻略する「実践2ステップ」!
前回は、文章題を見た瞬間に子どもがフリーズしてしまう「3つの壁」についてお話ししました。
その中で、こんな問題を出しました。
家から1,200m離れた駅に向かって、弟が午前8時に出発しました。
弟は最初、分速60mで歩いていましたが、途中で寝坊したことに気づき、そこから分速150mで走ったところ、午前8時14分に駅に到着しました。弟が走った距離は何mですか?
「……これ、どうやって解くんだっけ?」
大人でも、一瞬手が止まった方がいらっしゃるのではないでしょうか。
「走った時間が分からないのに、どうやって走った距離を出すの?」
「小学生だから、方程式は使えないよね……?」
実は、この問題。
分からないものを、いきなり求めなくても大丈夫です。
今回は、前回の「あの問題」を、実際に一緒にほどいてみましょう。
STEP 1 まずは「分かっていること」だけ並べてみる
文章題でフリーズするとき、私たちはつい、「結局、何を計算すればいいんだろう?」と、答えを探し始めます。
でも、最初から答えを探さなくても大丈夫。
まずは、分かっていることだけを整理してみます。
ノートに、時間の流れと分かっていることを描いてみましょう。

分かっているのは、
- 家を出たのは8時
- 駅に着いたのは8時14分
- つまり、全部で14分間歩いたり走ったりした
ということ。
そして、
- 歩く速さ → 1分間に60m
- 走る速さ → 1分間に150m
- 家から駅まで → 1,200m
ここまで分かっています。
では、「走った時間」は?
……分かりません。
「走った距離」も?
……もちろん、まだ分かりません。
でも、それで大丈夫です。
ここで無理に「何分走ったんだろう?」と考えなくてもいいのです。
STEP 2 「もし全部歩いていたら?」と考えてみる
ここから、ちょっと見方を変えます。
「走った時間」を直接探すのではなく、もし、14分間ずっと歩いていたらどうなる?と考えてみます。
分速60mで14分歩いたら、60×14=840mです。
でも、実際に進んだ距離は1,200m。
ということは……
360m足りません。
ここで、もう一つ「もしも」を使います。
「じゃあ、1分だけ走ったら?」
歩いているときは、1分で60m。
走ると、1分で150m。
つまり、1分を「歩き」から「走り」に変えると、150-60=90m多く進めます。
では、足りなかった360mを埋めるには、360÷90=4分必要です。
つまり、弟は4分間走ったことになります。
最後に、150×4=600m
したがって、答えは600mです。
「あれ? 方程式、使わなくても解けた」
ここまで見て、「なるほど……」と思っていただけたでしょうか。
この問題、最初から「走った時間を○分として……」と考えなくても解けました。
やったことは、
① 全部歩いたことにしてみる
↓
② 実際より何m足りないかを見る
↓
③ 走ると1分あたり何m多く進むかを見る
↓
④ 足りない分を何分で埋められるか考える
これだけです。
難しい文章題が、少し「パズル」のように見えてきませんか?
大切なのは「解き方を覚えること」だけではありません
もちろん、今回の方法を覚えて、「文章題は、全部歩いたことにして解けばいい」という話ではありません。
問題が変われば、別の考え方が必要になることもあります。
大切なのは、分からないものが出てきたときに、いったん立ち止まって、分かっていることから整理してみること。
そして、「もし○○だったら?」と、問題を小さくして考えてみること。
これは、文章題に限った話ではありません。
勉強で「分からない」となったとき、
「全部分からない!」
と感じるのではなく、
「ここまでは分かる」
「ここが分からない」
と分けられるだけでも、次の一歩が見えやすくなります。
お子さんが文章題でフリーズしたら
もし、お子さんが問題を見て、「分からない……」と止まってしまったら。
すぐに答えを教える代わりに、「分かっていること、何がある?」と一緒に探してみてください。
あるいは、「もし全部○○だったら、どうなるかな?」と、少しだけ条件を変えてみるのも一つの方法です。
「どうしてできないの?」ではなく、「一緒に整理してみようか」から始める。
それだけでも、文章題との向き合い方は少し変わるかもしれません。
ジェネラスアカデミーでは、答えを出すことだけではなく、分からなくなったときに、どうやってもう一度考え始めるかを大切にしています。
「分からない」で止まるのではなく、「じゃあ、ここから考えてみよう」に変えていけるように。
それが、自分で学び続ける力につながっていくと考えています。
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